
歯の1290
先日来られた歯並びが気になるという
子どもさんの親御さんと
話をしていた時の会話
どうしたら治りますか?
こういうことはよくあるのですが
上の前歯が出ているからと言っても
上の顎が出ている訳ではないのです
むしろ上の顎が出てないから
出っ歯のようなかみ合わせに
なってしまうのです
何ですかそれ?
という感じでしょ
頑張って解説しますよ~
頑張ってついてきてください
歯並びが悪くなる一番の原因は
顎がうまく成長していないからなんです
特に上の顎が成長してないことが
原因になるのです
上の顎が小さいために
歯は正しい位置にはえれないのですね
今回の場合でいうと
上の顎が
横にも前にもせまいので
前歯がかなり前方に傾いてはえてしまったのです
そこに口唇がはまりこみます
その結果
上の前歯は前に出て
下の前歯は奥に入り
下の前歯の歯並びは悪くなる
見た目は上の歯が出て見える
いわゆる出っ歯に見えるということ
という感じになってしまうのです
これを防ぐには
小さいうちから上の顎を
大きくしていくことが大事になりますよ
上の顎を大きくするには
舌が大事なのです
舌が上の顎に
正しく作用すれば自然に
顎が大きくなりますから
舌の正しい位置は常に上ですよ
舌の先が下の前歯にあったり
歯と歯の間にあるのは
間違った位置にあります
この舌の位置が
悪い子供が多いのですよ
口がぽかんとあいている子は
間違いなく舌の位置が悪いです
上の顎は成長が悪いし
口で息をしてしまうし
物の飲み込みも悪いのです
生まれてからの授乳の姿勢や
抱っこしているときの姿勢から
舌の位置の異常が始まるのですよ
正しい舌の位置を獲得していった子は
乳歯の段階からすきっぱになります
乳歯の段階ですきっぱでなかったら
永久歯がはえるときに
歯並びがおかしくなることが多い
そういった面では
最近の子どもたちは
隙間がない子が多いから
歯並びに問題がある子が多いよね
6歳ぐらいになると
将来予想ができますので
早めにたけだ歯科に
相談に来てください
Profile
広島市出身、広島市在住
現在広島市安佐南区でたけだ歯科医院院長
幟町小学校→修道中学→修道高校から 広島大学歯学部に昭和61年入学
平成4年に卒業し歯科医師となる。
平成10年にたけだ歯科医院を開業し現在に至る
子供の時は虫歯に悩まされ、成人してからはかみ合わせが悪く、頭痛に悩まされ、2回にわたって矯正治療をうけた経験から子供たちの健全な発育のために虫歯予防と歯を抜かない子供の矯正に力を入れています。
広島生まれの広島育ち
大のカープ好き、カープが勝てば機嫌がいい。
好きな食べ物はもちろんお好み焼き