歯の2193
最近歯がしみると言われる患者さんが
よく来院されます
むし歯があればすぐに治療となりますが
むし歯がないのに
歯がしみる事がありますから
これは診断が難しいですね
患者さんもなかなか納得されませんからね
一般的にむし歯でないのに
歯がしみる症状を
知覚過敏と言います
この知覚過敏ですが
歯の構造に影響を受けていますよ
歯の構造ですが
こんな構造をしています
こちらの図は
ライオン歯科衛生研究所から
お借りしました
ありがとうございます
歯の根本の部分には
エナメル質が無く象牙質になってます
この象牙質は象牙細管という管が
歯の神経の方に走っていて
この管の入口に刺激が行くと
神経にさわる感じがきて
歯がしみる症状として現れますよ
象牙質は正常なら
歯ぐきにカバーされてますが
歯磨きを強くしすぎたり
食いしばりが強い人は
歯ぐきが下ってしまい
象牙質がむき出しになってしまいます
こういった場合に知覚過敏が起きますよ
知覚過敏に対しては
対処療法をしていきます
いわゆるしみるのを抑える薬を塗って
象牙細管の入口を出来るだけカバーする
方法をとりますよ
後はしみるのを抑える歯磨き粉ですね
シュミテクトなんかも良いですよ
他にもしみるのを抑える歯磨き粉は
ありますから歯医者で相談してください
いずれにしても
食いしばりはしないことよ
食いしばりが強い人は
歯がしみるのがなかなか治りません
食いしばりを自覚して
上の歯と下の歯を離すようにしましょう