歯の1730
先日会合に出席したときに
ある方から質問を受けたのですよ
その人いわく
というんですよ
虫歯じゃなくて
歯ぐきが悪くて歯が揺れている
だから歯ぐきの治療を受けているのだけど
終わりが見えないのです
皆さんもこんな経験ありますか?
虫歯の治療で
程度が軽ければ1回の処置で終わります
銀歯になると
2回はかかりますよ
虫歯が大きくて神経をとったら
これは回数かかりますよ
4回から6回ぐらいは
通ってもらわないといけません
ここまでは虫歯の話
歯の治療ですよ
ところが今回は
歯ぐきの治療のケースです
しかも歯が揺れている!
これは歯ぐきの病気が
進んでいるのですよ
こうなると話は簡単ではありませんよ
回数はどうしてもかかってしまいます
歯ぐきの病気は
歯を支えている骨がとけてしまう
病気なんです
歯ぐきというから
表面的な考えで簡単に考えてしまいますが
顎の骨がとける病気
なんですよ
原因は歯の周りにたまったバイ菌です
長い年月かけて
自分でためこんでしまったことによっ
て歯ぐきの病気が引き起こされるわけです
治療としては
まずは歯ぐきの病気について
しっかり理解してもらうことなんです
たけだ歯科では30分かけて
パソコンを使いながら
説明させていただきますよ
その次は
正しい歯の磨き方を覚えてもらって
実践してもらうことなんです
その後にね
ようやく歯の周りにたまったバイ菌や
歯石をきれいに取り除くのです
歯石をとると書きますけど
簡単に取れるものではないのですよ
目に見える歯石は簡単に取れます
ところが
歯ぐきの下の
見えない所に
こびりついている
歯石は
除去するのが
とても大変なんです
丁寧に取るとなると
どうしても時間と回数が
かかりますよ
更にです
歯石を取ると終わりではありません
歯石を取った後にも
バイ菌はたまりますので
定期的にバイ菌の除去をして
状態を安定させる処置がいるのです
虫歯の治療とはまったく治療の
やり方が違うのですね
どうしても
虫歯の治療のイメージで
すべての歯のトラブルを考えてしまうと
いつまで通わないといけないなかと
感じてしまい、行くのがいやになり
また歯ぐきを支える骨がダメになって
歯を抜かないといけなくなりますから
歯医者さんで歯ぐきの病気について
しっかり説明をうけて
良い状態に仕上げてもらいましょう