歯の1649
自分が虫歯だらけ
だった頃の話
私が産まれたのは昭和42年です
その時代の日本人のお口の中は
皆さん虫歯があるのは当たり前
いわゆる虫歯大洪水の時代でした
歯医者に行列ができる時代で
順番待ちの整理券がだされる
歯医者もあったくらいです
今では考えられませんが
当然私自身も子どもの頃から
虫歯だらけで育っていきます
その理由を振り返りますと
祖父母と同居していた関係で
祖父母の台所にある冷蔵庫には
いつも甘い乳酸菌飲料が入っていて
朝は必ずのんでいました
さらにその冷蔵庫には
ジュースにラムネといった
甘い飲み物が入っていて
いつでも飲めるわけです。
お菓子もお昼にはでてましたから
それは虫歯になりますね
虫歯がひどすぎて
夜中に痛くて目がさめて
正露丸や根治水を歯にいれて
痛みを止めていましたから
歯が痛くなった患者さんの
気持ちはよくわかります
更に
歯医者で治療してもらうのは大嫌いで
歯医者に行って泣き叫んでいたのを
覚えています
よく歯医者さんに叱られていましたから
そんな私が歯医者になるとは
その当時は夢にもおもいませんでした
子どもの頃
虫歯で散々苦労していた私ですが
大人になってからは
虫歯でそれほど苦しむことは
なくなりました
しかし
今度は噛み合わせの問題が
私を苦しめてきます
大学で歯学部に入るまで
私自身歯並びは良いと思っていました
なぜなら
前歯がガタガタでなく
キレイにならんでいましたから
ところが
大学で自分の噛み合わせを調べると
なんと
不正咬合のクロスバイト
というものであることがわかりました
その時大学の先生から言われたことは
下顎を切らないと
治らないね
ということでした
さすがにこれにはショックをうけ
顎を切ってまで
治す気にはなりませんでした
なぜ大学の先生が顎を切らないと
治らないねという診断をくだしたか
それは私の顔がゆがんでいたからなんです
若い頃はまだまっすぐな顔をしていますが
数年後の写真を見ると
顔がゆがんできています
この顔がゆがんできた頃から
私の体に変化が起き始めます
一番辛かったのは頭痛です
毎日1日の仕事が終わると
頭痛がひどく痛み止めを飲まないと
寝ることが出来ませんでした
変な病気かもと思い病院で
検査をうけましたが
特に異常はありません
更に不整脈もおこり始め
身体に対する不安
病院でしらべて異常がないのに
症状がでる不安で押し潰されそうでした
続編に続きます
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