先日質問を頂きましたので
答えていきたいと思います
子どもの反対咬合いわゆる
受け口といわれるものですが
治療の時期タイミングについて
歯医者でもいろいろな考え方が存在しています
一つの考え方は
子どもの反対咬合は
成長が止まるまでしないほうがいい
という考え方
これは成長が止まらないと
一度治した噛み合わせが
成長と共にまた悪くなるから
という考えをベースにしたもの
しかし私はこの考えに反対します
なぜなら
成長が止まるまで治療しないでほっておいたら
抜歯をして矯正するか
下の顎を切って
矯正するかしか方法がなくなるから
そうしないために
私は子どもの時期に積極的に
治療したほうがいいと考えています
その理由は
子どもの時期の反対咬合の原因のほとんどが
上の顎が成長しきれていないから
すなわち上顎骨の劣成長が
起きているからなんです
この上顎の成長の弱さが
反対咬合につながっているので
子どもの時期から上の顎を大きくする矯正を
していくことが大事なんです
しかも
上の顎の成長は10歳ぐらいで
止まってしまいますから
できれば6歳ぐらいに
スタートしてほしいものなんです
子どもの時にする矯正は大人の矯正とちがって
費用が安い点も魅力の一つです
例えば大人で矯正を始めると健康な歯を抜いた上に
70万~100万の
費用が掛かりますが、
子どもの矯正はその半額で
できることが多いです
反対咬合の子どもさんをお持ちの親御さんは
早めに相談に行かれることをお勧めします